今までの続編でもなく、ネタバレしたわけでもなく、書評で絶賛されていたわけでもないのにである。(絶賛する暇も与えずと言うのが正しいか?)
何の予備知識もなく、本屋に人は殺到していた。感想はネットでちょっと触れられて程度だ、村上春樹の本ってそこかしこに静かな音楽が流れているように思う。
絶対誰でもが知っているヒット曲ではなく、Amazonですぐ検索かけられないような、でも物語を邪魔しないようにでもかすかに雰囲気を盛り上げながら、きっとずっと流れている。
そんな小説のように感じる。今回も世界の終わりとハードボイルドワンダーランドと同じように二つの話が別々に進行しながら、段々と一つに絡み合っていく手法を取っている。
二つの小説を同時に読むように最初は何がなんだか分からないけれども、読み進むうちに引き込まれていくとっても不思議な世界、村上ワールド独特だ。
さる書評によると今出版されている1巻2巻で終わらないかもしれないストーリーだそうだから、「ねじまき鳥クロニクル」のように最初に1巻2巻が出て、更に少し時間をあけて3巻が出版される可能性もあると書いてあった。3巻が出たとき又、いったい何処へ行ったら買えるのかという相談がネットに出るような、評判になるのだろうか?
それとも時間がたったら、いったいどこからこんなに集めてきたんだと言わんばかりに、古本屋に積まれる事になるのだろうか?これだけ話題になると行く末に興味が湧く。


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